物を拾ったり、床に置いてある荷物を持ち上げたり、小さなお子さんがいる方は抱っこしたりと、毎日何度もしている前かがみ。
この日常的な前かがみの動作で腰を痛める人が多くいらっしゃいます。
姿勢を良くしようと意識するがあまり、前かがみする際に、腰が動かずに股関節を曲げてしまうような動きのパターンになっています。
特にカラダが柔らかい女性の方によく見られる動きです。
一見、股関節から動いていて、良さそうに思われがちですが、
腰椎骨盤リズム(lumbopelvic rhythm)というメカニズムが乱れてしまっている事が考えられます。
腰椎骨盤リズムとは、前かがみになる際の腰椎と骨盤、股関節の動きの関係性の事を指します。
通常、前かがみは、腰椎の屈曲が約40°と股関節の屈曲が約70°の組み合わせによって行われますが、このリズムが崩れてしまうと、腰への負担がかかってしまいます。
ある研究では、腰痛のある人は、前かがみした際に同じ場所に負荷が一点集中してしまうと言われています。Falla.2014
これは腰椎骨盤リズムが乱れて、同じ動きのパターンでしか動けなくなってしまったため、負担が同じ場所ばかりにかかってしまい、腰痛の発生になる事を意味します。
このような動きのエラーを改善する事が、腰痛改善には欠かせないのですが、これを自分で治すのは至難の業。
ですので、
動きのクセや間違った動き方を専門家に診てもらって動作エラーを治していく事が必要です。
その改善に、マシンピラティスは非常に有効です。
マシンピラティスのチェアを使う事によって、前かがみの動作のエラーを修正していく事ができます。
乱れていた腰椎骨盤リズムが改善され、股関節だけで動いていた前かがみから、腰椎と骨盤、股関節の動きがリズムよく動くようになりました。
腰痛のない人は腰痛のある人と比べて、動きのバリエーションが豊富でたくさんの筋肉を使い分ける事ができると言われています。Falla.2014
このように動作のエラーを改善し、どんな動きにも対応できる動作のバリエーションを増やしてあげる事が腰痛改善には重要になってきます。
また、現在、痛みがない方も動きのエラーを繰り返していると、負担がかかり痛みが出てしまいますので、腰痛予防としても重要になります。
腰痛を繰り返してしまう方は、このような動作エラーが修正されないままになっている方が多いです。
恵比寿トレーニング&ピラティスTWO-WAYでは、理学療法士が動きのクセや間違った動き方を見抜き、マシンピラティスを使って動作エラーを修正していきます。
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